実績紹介-Orbital2

Works
実績紹介

Orbital2

クライアント 株式会社BRAIN MAGIC
URL https://brainmagic.tokyo/
担当範囲 開発協力/UXデザイン/UIデザイン

PROJECT About

株式会社BRAIN MAGIC様が提供する「Creating Re-Creation"- 創造性の再構築 -」をMissionに掲げた、作業の効率化や腱鞘炎の解消などクリエイターが抱えていた悩みを解決するために産まれた、左利きの⽅でも使⽤できる左⼿デバイス『Orbital2』にプロジェクトの初期から参画しました。

クリエイターの⻑時間作業のペインを解消すべく、研究開発を開始し「クリエイターの作業環境を変えたい」との思いに共感し、デバイスの基礎設計⽀援、設定⽤ソフトウェアのUXデザイン、UIデザイン、開発⽀援を担当致しました。

全ての⼈が、新しいものを「表現」し続ける世界にする

B.C.MembersはBRAINMAGIC様と共に、今回のプロジェクトの理想設計を⾏いました。多くのプロジェクトで起きる問題として、リーダー格の個々⼈の中に存在しているプロジェクトの理想がうまく共有されておらず、周りが⾃⾝の判断のみで間違った⽅向に開発に進んでしまうというものがあります。こういった状況を避けるため、クライアント様と共に必ず理想設計を実施させて頂いております。

BRAINMAGIC様と理想設計を進めていくと、「クリエイターの時間は有限である」「限られた時間の中で、⾃⼰の表現の時間を増やしてほしい」といった想いが表出し、弊社の理想設計フローを通して以下の理想が決まりました。

プロジェクトの理想︓
『全ての⼈が、新しいものを
「表現」し続ける世界にする』

その後、理想を主軸として導線設計を⾏い、ユーザーがどのようにして理想まで辿り着くのかを図式化しました。ここで設計した理想及び導線を基礎理論として以降の開発を実施することで、本当に必要な機能だけに絞り最適化された予算での開発スケジュールを⽴てることができました。

ユーザーのラーニングコスト低減

ユーザー(クリエイター)は⾃⾝の表現をするクリエィティブの時間以外に、⼤量のショートカットキー⼊⼒をキーボードで操作しています。この⼤量のショートカットキー⼊⼒を集約し、直感的でスムーズなクリエイティブを可能とするOrbital2では、初期設定の際にショートカットキーの数だけどうしても多くの設定を⾏う必要があります。 ユーザーがその多くの情報を整理し、管理ができるように、ひとつのフローですべての⼊⼒を設定が可能となっています。それにより、ユーザーはひとつのUXを⾝に着けるだけですべての設定・管理が可能となり、初期のラーニングコストを低減いたしました。

共通認識のブレの解消から顧客満⾜度向上へ

創業期の私たちはプロダクト開発のみを少数で⾏っていましたが、成⻑に応じてメンバーは増え、販売やカスタマーサポートも⼿がけるようになりました。プロジェクトに関わる⼈が増えた為に⽴場の違いが「プロダクトをユーザーにどう体験し、どう認識してもらうか」という共通認識にブレを⽣んでしまいました。

そこで私は、まずUX設計において重要な「最終的に⾃分たちがどういった理想を叶えたいのか」をしっかり設計をしてもらい、それをメンバーに伝えることから始めました。とてもシンプルでは有りますが、理想をもとにミッションを作ることで、顧客満⾜度をあげることやブランディング維持へ繋がりました。
設計された理想をメンバーに共有した事により、ユーザーが求めていない機能開発を⾏わず、本当に必要な機能に優先順位をつけることができました。よりユーザーが満⾜していただける機能からリリースすることが可能となり、それが今、顧客満⾜度向上へ繋がっています。

ものをつくれば売れるという世界は、⼤昔に終わっています。
だからこそ「最終的に⾃分たちがどういった理想を叶えたいのか」という想いをプロダクトに載せることが重要となります。そのため、まずUX設計を⾏うことがよりユーザーから愛されるものづくりへ繋がるのではないかと思います。

どんな状況でも、UX/UIデザイン、
プロトタイプ開発、ユーザーテストなど
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